女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」で活躍した岩手県岩手町出身の及川栞選手(タカラベルモント所属)が、9月からスペインのチームでプレーすることになりました。
自身の成長とともに日本ホッケー界への還元を目指しています。
岩手町出身女子ホッケーの及川栞選手(36)は、日本代表「さくらジャパン」として2度オリンピックに出場し、世界最高峰のオランダリーグでのプレー経験も持つ日本人初の女子ホッケーのプロ選手です。
所属していた国内のチームからスペインの名門クラブ「U.Dタブリエンテ」に移籍し、9月からスペインのトップリーグでプレーします。
海外の複数のチームからオファーを受けていたという及川選手。
移籍の決め手は契約内容にチームの育成組織に所属する12歳以下と15歳以下の選手のコーチングが含まれていたことでした。
及川栞選手(岩手町出身)
「(現役を)いつか退いたときに、自分は今後コーチングのほうに長い時間を費やすかなと思ったので、今、日本で世界のクラブチームも経験しオリンピックも経験して、海外のチームでコーチングを経験した人はいないと思っていて、今後の人生にすごくプラスになると思い、今回、スペインに行くと決めた」
身体能力の高い選手がひしめくスペインのトップリーグで自身の強みを存分に発揮したいと及川選手は意気込みます。
及川栞選手(岩手町出身)
「冷静に粘り強いプレーをするのが自分の強みとしてやっていきたい」
自身のさらなる成長と日本ホッケー界への還元のため、及川選手は新天地での活躍を誓います。
及川栞選手(岩手町出身)
「今後『さくらジャパン』を目指す人たちに何かを残さなければと思うので、岩手から私の挑戦を応援してください」