岩手県産木材の利用拡大に向けた方策を協議する会合が、9月3日に盛岡市で開かれ、県が大船渡市の山林火災で焼けた「被害木」の活用を促すため、東京で展示会を開く方針を示しました。

3日の会合には達増知事や林業事業者など約30人が出席しました。

会合では、2月に発生した大船渡市の山林火災で焼けた「被害木」の利用促進に向けた取り組みについても協議されました。

県は、被害木について、バイオマス発電の燃料や建築資材としての利用を見込んでいて、これまでに事業者に対する受け入れの意向調査や被害木の強度試験を進めていることを説明しました。

その上で、被害木が活用できることを周知し、販路の確保につなげるため、11月に東京で開く県産木材の展示会で被害木も展示することを明らかにしました。

県林業振興課 菊地明子林業・木材担当課長
「伐採を進めて利用していかなければ、その後の植栽がスムーズにいかないので、被害木の利用を着実に進めることが重要だと思っている」

展示会は、11月6日から13日間の予定で、被害木で作ったグッズの配布も検討されています。

岩手めんこいテレビ
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