任期満了に伴う八代市長選挙は８月３１日、投開票が行われ、新人で元熊本県副知事の小野 泰輔さんが現職を破り、初当選を果たしました。１日朝、小野さんは辻立ちを行い、『市政の信頼回復』を誓いました。
一連の記録的大雨からの復旧復興を願い、〈バンザイ〉ではなく、〈頑張ろう三唱〉を行った無所属・新人で元熊本県副知事の小野 泰輔さん。
同じく無所属で自民党と公明党が推薦する現職の中村 博生さんに１万４０００票余りの差をつけ初当選を果たしました。
＊無・新 小野 泰輔氏 ３万６６４１票
＊無・現 中村 博生氏 ２万１９７３票
【初当選を果たした無・新 小野 泰輔氏（５１）】
「私が最初にやらないといけないことは、今回の災害への対応。国や県の支援を得ながら一緒にやっていかなければならないが、何より大事なのは被災者のニーズに沿った形での復旧復興」「皆さんとともに、この八代が子どもたちが目を輝かせて誇りに思えるようなまちにしていきたい」
公約の一丁目一番地に『情報公開』を挙げた小野さんは、専門家の意見を聞き、
先進的な自治体の取り組みを参考にするなど、新たな指針を示し、これまで黒塗りだった文書も、指針に沿って公開する考えを示しました。
一方、現職の中村さんは４回目の当選を目指しましたが及びませんでした。
【無・現 中村 博生氏（６６）】
「残念だけど、思い残すことはない。皆さん方のお支えの中でここまでこれたこと、
あらためて感謝と御礼を申し上げる。どうもありがとうございました」
投票率は６０．３０パーセントで前回より３．４４ポイント上回りました。
【初当選を果たした無・新 小野 泰輔氏（５１）】
（眠れましたか？）「３時間だけ」
当選から一夜明け、辻立ちを行った小野さん。『市政の信頼回復』について、市職員とコミュニケーションを取りながら意識改革に取り組みたい考えを示しました。
【初当選を果たした無・新 小野 泰輔氏（５１）】
「（市役所の）みなさんと共にこの４年間、市政改革を進めていく。市役所職員の意識が変わったら、いろんな改革的アイデアが役所の中から生まれて、職員も市民の声に反応してやってほしいことができる市役所になる」
