宮城県富谷市が行っていた総合病院の公募の結果、運営事業者の候補に「東北医科薬科大学」が決まったことを受け、富谷市は9月1日付けで病院の立地を推進する新たな部署を設置しました。
富谷市は9月1日付けで、保健福祉部内に病院立地推進室を設置し、4人の職員に辞令を交付しました。
推進室は市が行っていた総合病院の公募の結果、運営事業者の候補に「東北医科薬科大学」が決定したことを受けて設置されたものです。
主な業務として東北医科薬科大学との協議や、各部署との調整などを担うということです。
富谷市病院立地推進室 高橋加代室長
「身が引き締まる思いでいます。しっかりと市民の皆さんの期待に応えられるように取り組んでまいりたい」
また、9月1日は、市長や幹部などでつくる「第1回病院立地推進本部会議」も開かれました。
会議では今後、東北医科薬科大学との基本協定の締結に関することや、新病院の交通アクセス・インフラ整備などについて、話し合う方針です。
富谷市 若生裕俊市長
「ここからが本格的なスタートだと考えております。様々なこれから必要事項が出てくると思いますので、それを一つ一つ協議をしながら、環境整備に取り組んでいきたい」
富谷市は、今年10月に「東北医科薬科大学」と覚書を取り交わし、来年4月には基本協定を締結したいとしています。
その後、すでに市が取得済みの富谷市明石台の土地を引き渡し、新病院は2031年度に開院する見通しです。