全国で紙芝居を披露するアーティストのよしとさんが、「花」をテーマに描いたイラストなどの作品展が、島根県松江市で開かれています。
「オオイヌノフグリ」…春先に道端で見かける青い小さな花を色鮮やかに描きました。
松江市で開かれているアーティスト・よしとさんの作品展です。
会場には、松江市を拠点に絵本や紙芝居の作家として活動するよしとさんが、花をテーマに描いた絵画約70点が並んでいます。
作品のひとつの「牡丹」は、花言葉の“王者の風格”の通り、縦横2メートルを超える堂々とした大作です。
アーティスト・よしとさん:
一個の一輪でバンッという魅力があって、なるべく巨大に描こうと思って、はみ出んばかりの大きいボタンを描いてみました。
花が描かれた作品には、それぞれ花言葉も。
2025年で戦後80年の節目を迎えるのにあたり、「銃より花を」平和の願いを込めました。
アーティスト・よしとさん:
花の絵を描いて、それに花言葉を添えることで、静かな祈りと平和の想いを一輪一輪に描いていこうと思って作品に入れ込みました。
絵本や紙芝居を手掛けるよしとさんの独特のタッチで描かれた色鮮やかな花々に囲まれると、別世界に迷い込んだかのような感覚にとらわれます。
アーティスト・よしとさん:
人間が描いているので、かすれだったりムラ感もあるので、そういうところを逆に楽しんでほしいです。
この作品展は、松江市のギャラリー「アルテ・オハラ」で9月4日まで開かれています。
入場無料