日南市に大切な家族を守りたいと防災士の資格をとった小学生防災士がいます。
サッカーが大好きな飫肥小学校5年生の清水尊平さん11歳。
尊平さんは、日南市飫肥で両親と祖母そして愛犬「くるる」と暮らしています。
(父)
「両親にも祖母にも優しい子です。いろんな人にも気を使ったりさりげない優しさが出る所があります」
尊平さんは去年8月、昨年度県内最年少の10歳で防災士の資格を取得しました。
病気で学校を休んでいた時に身近で起きる災害について考え始めたことがきっかけでした。
防災を学んでいくうちに地震などによる大規模災害時は看護師の父親が仕事で家にいないことを知り、家族を守るのは自分しかいないと考えました。
(小学5年生清水尊平さん 11歳)
「家族はおばあちゃんとちょっと(体に)障害があるお母さんがいるので」
「(愛犬)くるるを守りたいいざ(災害が)起こったらどうしようという思いで防災士になろうと思いました」
Q何が大変でした
「漢字の読み方と意味」
(母真喜子さん)
「親が先取り学習をして子どもに教えてという時間を1カ月位ずーと繰り返し繰り返しだったもんねこんなに分厚いテキストだったから」
今年の夏休み、尊平さんはサッカーチームの仲間にも救命方法を知ってもらいたいと消防署で講習を受け、心肺蘇生法やAEDの使い方を学びました。
(日南市消防本部警防課中尾泰一郎主査)
「小学生からの(講習の)申し込みというのが今まで私の経験上なかったので」
「言ったことをみんなで情報共有して実技できるということにびっくりしました」
(小学5年生清水尊平さん 11歳)
「最優先に命を守れる行動をとりたいということで」
(小学5年生清水尊平さん 11歳)
「自分たちにも出来ることが増えてとてもうれしいです」
「替え歌上手く歌詞がはまらない笑」
尊平さんは、幼稚園児など小さな子どもたちにも防災の大切さをわかりやすく伝えようと、「替え歌」を制作中です。
「ゆらゆらゆらゆら地震だ地震だぐらぐらぐらぐらゆれだしたゆれだした机の下にかくれていのちを守りましょう」
「火事もくもく・・・」
(清水尊平さん11歳)
「幼稚園生たちにも防災ってすごいんだなあ」
「いろいろ起きた時にこうやってした方がいいんだなあって感じで覚えられると嬉しいです」
(清水尊平さん11歳)
「誰にでも頼られる存在災害がいざ起きた時にどうするか考えるんじゃなくて、自分からパパッて動く防災士になりたいです」
家族や愛犬を守るための防災を学ぶことで、自分も成長できていると話す小学生防災士の尊平さん。これからも防災の大切さを伝え続けます。