田久保眞紀 市長の学歴詐称問題をめぐり、伊東市議会は9月1日、市長に対する不信任決議案を全会一致で可決し、その後、中島弘道 議長が田久保市長に通知書を手渡しました。
田久保市長の学歴詐称問題に端を発し、伊東市議会は9月1日、市長に対する不信任決議案を全会一致で可決しました。
散会後、田久保市長は「市民のみなさまには大変なご心配とご迷惑をおかけしていること、改めましてこの場をお借りして謝罪したいと思います」と陳謝した上で、「議会に決定に関してましては受け止めさせていただきました。内容も承りましたので、そちらについて検討してまいります」とだけ述べ、一方的に質問を打ち切っています。
その後、中島弘道 議長などが田久保市長のもとを訪れ、不信任決議案が可決したことを知らせる通知書を手渡すと、田久保市長が「中身をしっかり精査させていただきたい。そのように考えております」と返したため、中島議長は「市議会としては一刻も早く辞職することを望んでいます」と重ねて突き付けました。
通知の受領後、再び取材に応じた田久保市長は「しっかり受け止めさせていただいたが、刑事告発されたとなると私から不用意な発言は出来ない状況になったので、まず内容の確認をさせていただきたい。刑事告発されるということは重いことであり、事実関係がしっかりしないうちから発言ができなくなったと受け止めている。ですが、受け取ってすぐに即答する類のものではなく、まずは持ち帰ってもう一度不信任決議の中身を見て、考えた上で決めたい」と話しています。
地方自治法の規定により、田久保市長は10日以内に議会を解散しなければ失職となるため、今後の判断が注目されています。