黄色い花が特徴の特定外来生物「オオバナミズキンバイ」。
今、この水草が、新米の収穫を脅かしています。
「オオバナミズキンバイ」恐ろしい繁殖力
「サン!シャイン」が向かったのは、大量に繁殖しているという三重・桑名市。
案内してくれたのは、この地域で初めてオオバナミズキンバイを見つけたという小菅さん。

なごや生物多様性保全活動協議会 小菅崇之副会長:
この水路の中に浮いている水草を見つけまして、周りを見てみると、土手のところも、田んぼの中も、全部広がっていたので。

発見時、既に繁殖していたオオバナミズキンバイ。

取材すると、至る所にその姿が。

さらに、稲穂のすぐ横まで迫っている田んぼも。
田んぼの持ち主に話を聞くと…。

――これ全部オオバナミズキンバイですか?
水田に被害 コメ農家:
そうです。(稲の)栄養も吸っちゃうし、結局、完全に全部は取り除けない。(オオバナミズキンバイの)葉っぱが多いと逆に、コンバインの網をふさいちゃうので、もみを(はじいて)出しちゃう。収穫が落ちちゃう。
この植物の何より恐ろしい点は、その「繁殖力」。
実際、収穫前に対策もしたと言いますが…。

コメ農家:
4月の終わりから5月にかけて(苗を)植えた。
その後、6月時分にいっぺん取った。
もう6…7…8…、3カ月でもう(この状態)。困っちゃった。

駆除して3カ月しかたっていませんが、稲穂で黄金に輝くはずの田んぼの中に大量のオオバナミズキンバイが繁殖しているのが分かります。
この繁殖力について、専門家は…。

オオバナミズキンバイに詳しい 豊橋市自然史博物館 稗田真也氏:
節がたくさんあると思うんですけど、この節があれば、だいたい(節から)根と芽が出る。
茎の切れ端が人間についていくことも、もちろんあると思いますので、いつどこに出現してもおかしくない状況。
私個人としては、災害級の植物だと思っています。

8月20日、静岡県浜松市でも初めて確認され、駆除作業が行われたオオバナミズキンバイ。
豊橋市自然史博物館の稗田氏によると、近畿地方や関東地方など12府県で確認され、さらなる広がりが懸念されているといいます。
三重・桑名市では、県に駆除を依頼。拡大させず駆除する方法を検討中ということです。
新米を脅かす外来植物「オオバナミズキンバイ」。早急な対応が求められています。
(「サン!シャイン」8月29日放送)