捜査関係者によると、神戸市中央区で女性が刺殺された事件で、殺人の疑いで逮捕された谷本将志容疑者（35）が、「8月18日（事件2日前）の朝に被害者の勤務先付近の路上で、歩いている被害者を見つけ、好みのタイプの女性だと思って後をつけていき、被害者が勤務先のビルに入っていくのを確認した」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
谷本将志容疑者（35）は8月20日、神戸市中央区のマンションのエレベーターで片山恵さん（24）をナイフで複数回刺して、殺害した疑いがもたれています。
谷本容疑者は殺意を否認し、片山さんについて「全く知らない女性」と供述しているということです。
捜査関係者によると、警察の調べに対して谷本容疑者が「8月18日（事件の2日前）の朝、被害者の勤務先付近の路上で、歩いている被害者を見つけ、好みのタイプの女性だと思って後をつけていき、被害者が勤務先のビルに入っていくのを確認した」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
また「一般的に仕事が終わる時間帯に被害者の勤務先付近で、被害者が勤務先から出てくるのを待ったり、朝に被害者が出勤してくるのを見ていた」という趣旨の供述もしているということです。
そして谷本容疑者と被害者の関係については、これまでの捜査で事件以前の接触は確認されていないほか、防犯カメラの捜査などの結果、谷本容疑者が8月17日以降に宿泊先ホテル周辺などを徘徊し、ほかの女性の後をつけている様子が確認されているということで、警察は谷本容疑者が被害者を一方的に狙った可能性があるとみて捜査しています。
（関西テレビ「newsランナー」2025年8月28日放送）
