竹原市はウサギの島で知られる大久野島の環境保全などを目的に、島を訪れる人から税を徴収する訪問税の導入を目指し検討を進める方針を固めました。
竹原市にある大久野島は、野生のウサギが数多く生息するウサギの島として知られ、去年1年間の観光客はおよそ19万5000人と増加傾向にあります。
市は、島の環境保全や観光客の受け入れ環境整備のための費用が必要だとして、島を訪れる人から税を徴収する「訪問税」について2028年度頃の導入を目指し検討を進めていく方針です。
「訪問税」導入に向けた協議の場として、今年10月に、有識者や観光関係者などで構成する検討委員会を立ち上げ、税額や徴収の方法、使いみちなどを検討します。
観光客を対象とした「訪問税」を巡ってはおととし、廿日市市が全国で初めて「宮島訪問税」を導入しています。