アルゼンチンで撮影されたのは、群衆に囲まれた車。
その上から手を伸ばし、人々と握手を交わすのは“アルゼンチンのトランプ”とも呼ばれるミレイ大統領です。
地方選挙などに向けたキャンペーンで、サインを書くなど人気ぶりがうかがえますが、思わぬ騒動に発展。
手を振っていた、その時でした。
何かが飛んできました。
とっさに身をかがめたミレイ大統領。
沿道から石や瓶などが投げつけられたのです。
突然の事態に、黒い板のようなもので大統領をガード。
飛んできた石のようなものは、拳ほどの大きさがあるように見えます。
その後、事態はさらにヒートアップ。
多くのデモ隊が押し寄せ大混乱に。
車はスピードを上げて逃げますが、デモ隊は走って追いかけます。
別の車に乗り換えるミレイ大統領。
銃を持ったボディーガードに守られ、走り去りました。
なぜ、抗議は過激化したのでしょうか。
デモ隊の1人は「誰も暴力は望んでいないが多くの腐敗がある」と話しました。
この日ミレイ大統領の隣には、汚職疑惑スキャンダルの渦中にある、大統領の妹で首席補佐官のカリーナ氏がいたということです。
ミレイ大統領にけがはありませんでした。