北海道・札幌市でカメラが捉えたのは、あわや大惨事の瞬間です。

コロコロと転がるタイヤが、対向車線を走ってきた車を直撃。
現場で何が起きていたのでしょうか。

前方を走る1台のトラック。
交差点を通過した直後、車体が傾くと左の後輪のタイヤが2本外れ、歩道を転がっていきます。

そのうちの1本がポンポンとはねながら勢いよく転がり、目撃者の目の前を横切ると対向車に衝突しました。

事故が起きた場所は車の通りが多く、近くには小学校もあります。

幸いけが人はいなかったものの、タイヤが歩行者に直撃していたら大惨事となるところでした。

なぜ、トラックのタイヤは外れてしまったのでしょうか。

この映像を見た交通事故鑑定人の中島博史氏は、脱輪事故はタイヤを交換した直後に起こりやすいとした上で、「ホイールをしめ付けるナットが外れてしまったため、ダブルタイヤ2本が一度に外れてしまった状態。整備時の(ナットの)しめ付けが不十分という可能性が高い」と述べました。

警察は、定期的にタイヤのナットのしめ付け状態を確認するよう注意を呼びかけています。

北海道文化放送
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