広島市内のお寺で見つかった原爆死没者の遺骨が28日、広島市に引き渡されました。
引き渡されたのは骨壺4つと遺灰が入った木箱11個で、去年10月、広島市安佐北区口田南の「教蓮寺」で本堂の改修工事中に発見されました。
口田地区では「原爆投下後、遺体を焼き小さな骨や遺灰をまとめて教蓮寺に持って行った」という話が伝えられていて、死没者の名前や人数は不明です。
教蓮寺には墓がなく、広島市に「身元が分からない原爆死没者の遺骨を原爆供養塔に安置してほしい」と要望。
市は、遺族が原爆供養塔に参拝しているかもしれないとして、遺骨を引き受け原爆供養塔に安置することにしたということです。