日本維新の会の石井章参議院議員が、国から支給された公設秘書の給与を不正に受け取った疑いで家宅捜索を受けた事件で、東京地検特捜部は複数の事務所関係者から事情を聴き、資金の流れの解明を進めています。
この事件は、石井章議員が勤務実態のない人物を公設秘書として届け出て、国から給与を不正に受け取った疑いがあるとして、東京地検特捜部は27日に続き28日も関係先の捜索を続けています。
関係者によりますと、特捜部はこれまでに元秘書を含む複数の事務所関係者から事情を聞いていることが新たにわかりました。
公設秘書は特別職の国家公務員で、国会議員1人につき3人を雇うことができ、国費で負担することになっています。
特捜部は事務所関係者から話を聞くとともに捜索で押収した資料を分析するなどして国から支給された給与の流れを詳しく調べるものとみられます。