全国に誇りたい新潟のグルメ。今回はメキシコに20年住んでいたシェフが作る本場のメキシコ料理を紹介します。
長岡市にあるレストラン『カミノレアル』。
【藤森麻友アナウンサー】
「メキシコの伝統衣装に、メキシコのような雰囲気が漂う店内。衣装の貸し出しもしていて、全身でメキシコを感じられます」
メキシコ料理を提供するこちらのお店。イチオシメニューは、ソースがポイントだというメキシコの伝統料理〈モレ・ポブラーノ1500円〉。
スパイスや自家製のトルティーヤなど約20種類の材料をミキサーにかけ煮詰めます。本場の味を再現するために…
【カミノレアル 高山三男シェフ】
「(メキシコで)ポピュラーなトウガラシ。日本でいえば昆布だしみたいなもの。メキシコ、アメリカから輸入している」
そして、味の決め手となるのが…
【カミノレアル 高山三男シェフ】
「これから、この料理の命であるチョコレートを入れる。コクが出るから。実際チョコレートを入れるのと入れないのでは味が全然違う」
最後に焼いたチキンとソースを絡めれば、モレ・ポブラーノの完成です。
【藤森リポート】
「最初はスパイシーな味わいを感じますが、食べているうちに、チョコレートの甘さが口の中で広がります」
本格的なメキシコ料理を提供するシェフの高山さん。
【カミノレアル 高山三男シェフ】
「メキシコのゴダハラに約20年(住んでいた)」
当時、働いていた日本料理店の賄いで食べたメキシコ料理に心が踊り、同僚に作り方を教えてもらったといいます。
その後、メキシコの味を日本に伝えたいと思った高山さんがお店の場所に選んだのは、生まれ育った新潟市ではなく長岡市でした。
【カミノレアル 高山三男シェフ】
「たくさんメキシコ人がいる長岡でメキシコ料理を始めた」
実際に多くのメキシコ人が本場の味を求めてカミノレアルを訪れているといいます。
【カミノレアル 高山三男シェフ】
「『おいしい、非常に良い』と言って皆さん喜ぶ。『うちのお母さんよりおいしい』『お母さんの味だ』と言ってくれる」
メキシコの人も太鼓判を押すカミノレアルの料理。
【カミノレアル 高山三男シェフ】
「日本人の味に直すというのは個人的にやりたくないので、メキシコの味をそのまま伝えていきたい」
その味で訪れた人をメキシコの旅へと誘います。