熊本市電の安全運行と信頼の回復を目指して行われる乗務員の処遇改善についての
議論です。市は9月定例議会に運転士など乗務員を正規雇用化するための条例改正案を提出する方針で、27日の特別委員会で議会側に説明しました。

熊本市は現在会計年度任用職員としている市電運転士など乗務員の処遇を改善するため『正規職員である任期付職員』とする方針で、9月の定例議会に交通局職員の定数を増やすための条例改正案を提出する予定です。

27日の市議会特別委員会で市交通局は、新たに任期付きの正規職員とする対象を
『運転士』『車掌』、それに電車の整備などを担当する『技工』とし、その任期を
来年4月からの2年間と説明しました。

任期の根拠については、現在延期とされている市電事業の〈上下分離〉を導入する場合「最速で2028年4月と想定されるため」としました。

そして上下分離が実現した場合、乗務員は公社の正規職員となり、実現しなかった場合は任期の定めのない正規の市交通局職員とする方針を示しました。

【伊藤和仁委員】
「他都市の比較でいけば給与はどのようなものか?」

【市交通局総務課】
「鹿児島市電の初任給が19万2500円なので、熊本市交通局(初任給)
22万5200円と比較して安い方ではないと考えている」

ところで上下分離の導入の是非も含め市電事業の立て直し全般については
今年6月に始動した『市電再生プロジェクト』が検討しています。

市は、27日の特別委員会で『市電再生プロジェクト』が行う立て直しへの検討支援について8月、民間事業者と業務委託契約を結んだこと、また新たに専門家会議を設置し学識経験者をはじめ軌道や設備にも精通したメンバーなどによる議論を今年10月ごろから進めたい考えも明らかにしました。


熊本市交通局では8月1日現在、運転士69人と車掌12人については全員が会計年度任用職員ということです。
27日、委員会で説明された条例改正案が可決すれば市交通局は10月から任期付正規職員の公募を開始し12月に試験を行う予定です。
運転士などこちらの方々も正規職員となるにはこの試験に合格することが必要となります。そして合格し正規職員となれば、それまでの経験を考慮した給与からのスタートとなり、以降、昇給も可能となります。

テレビ熊本
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