子供を中心に感染するいわゆる「リンゴ病」について、定点あたりの患者の数が過去最多となりました。県は、4週連続で警報を発表し感染予防を呼びかけています。

県によりますと「伝染性紅斑」いわゆる「リンゴ病」について、県内12の定点医療機関あたりの患者報告数は直近の1週間で4.58人となり、2002年の統計開始以降過去最多となりました。
4週連続で基準値の“2”を越え、流行発生警報が発表されています。

「伝染性紅斑」は風邪のような症状とともに両頬に赤い発疹が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれます。
子供を中心に感染が多い疾患で、県内でも今回報告された患者55人のうち52人が7歳以下となっています。
またこれまで感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や流産のリスクとなる可能性もあるということです。

主に接触感染や飛沫感染によって広がるため、県はこまめな手洗いや咳エチケットに取り組むよう呼びかけています。

サガテレビ
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