日米の関税合意をめぐり、赤沢経済再生相が28日から訪米します。
アメリカへの80兆円の投資に関する共同文書の作成について協議する見通しです。
赤沢経済再生相は28日、ワシントンへ向け出発します。
訪米は10回目で、29日まで滞在する予定です。
アメリカへの5500億ドル、日本円で80兆円の投資をめぐっては、ホワイトハウスの公表文書で「利益の90%がアメリカに帰属する」とされる一方、日本側は、政府系金融機関が出資や融資などを通じて支援する枠を示すとしていて、認識のずれが指摘されています。
赤沢経済再生相は、これまで作らないとしていた共同文書について、作成する方向でアメリカ側と協議する見通しです。
アメリカが求める文書化に応じることで、日本がこれまで要請してきた自動車関税を引き下げる大統領令の発出などにつなげられるかが焦点となります。