神戸市の久元喜造市長は27日の定例記者会見で、今月20日に神戸市で起きた24歳の女性が刺殺された事件で容疑者の逮捕につながった防犯カメラ映像の中に、「神戸市が設置したものもあった」と述べ、防犯カメラ100台を設置する費用として5000万円を今年度の補正予算に計上し、9月議会に提案すると述べました。

また警察からの防犯カメラ映像の要請や照会を受ける際に、ファックスを使っていることから、オンラインシステムに更新する費用1500万円もあわせて計上すると話しました。

久元市長の説明は以下のような内容です。

【神戸市 久元喜造市長(27日)】「防犯カメラが今回の事件のを防ぐことには役には立たなかったわけですけれども、防犯カメラによって犯人(容疑者)が迅速に逮捕された。今後の犯罪の抑止に寄与するということはいえると思います。

事件当日、警察が提供された画像をもとに、捜査を進められたわけですけれども、その中には神戸市が提供した防犯カメラの画像もあります。神戸市の防犯カメラも犯人(容疑者)の逮捕に寄与したと考えられます。

今回の事件を受けて、さらに市の直営の防犯カメラ、これを100台追加をするということといたします。

このための予算5000万円、それから今神戸市が設置している防犯カメラの画像は、警察本部に対してオンラインで提供ができていますけれども、その前段階の警察からの要請或いは照会についてはファックスでやりとりをしているという、非常にアナログの非効率な対応ですので、これもオンラインで迅速に対応するすべく、システムの改修の予算案と計上をいたします。これは1500万円です。

この合わせて、6500万円の補正予算、これを9月議会に提出をしたいというふうに考えております」

関西テレビ
関西テレビ

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。