始まりは自動音声電話「電話料金未納」
警察によりますと6月上旬、仙台市太白区に住む女性(80代)の携帯電話に「電話料金未納」についての自動音声電話がありました。
女性は自動音声の案内に従いダイヤルを押すと、携帯電話会社のセキュリティ協会の職員を装った男に電話がつながり「あなたの名前で契約された携帯電話が犯罪に使われています。警察に電話を代わります」と言われました。
「警視庁捜査一課」名乗る男が電話口に
警視庁捜査一課の「イチジョウ」を名乗る男が女性を動揺させる言葉を次々と告げていきます。
「あなたの名義の携帯が犯罪に使われていて被害者が出ている」
「あなたを逮捕して捜査する必要があります」。
無実証明の資金調査
女性は無実を証明するために必要だと言われた「資金調査」で6月6日から8月22日までの間、十数回にわたり、現金約1300万円を指定された口座に振り込みました。
コンビニ店員の声がけで被害発覚
23日、女性がコンビニエンスストアのATMでお金を振り込もうとしたところ従業員に声をかけられ被害に気付きました。
警察は25日に被害届けを受理し、特殊詐欺事件として捜査を進めています。
宮城県内の特殊詐欺被害額7億円超え
宮城県警は2025年1月から7月末までで、212件の特殊詐欺被害を把握していて、被害額は7億166万円に上ります。
また、これとは別に統計を取りまとめているSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害は93件で8億3927万円となっています。
警察は、少しでも不審な電話やメッセージが届いた際は、家族や警察に相談してほしいと注意を呼びかけています。