八ヶ岳連峰東天狗岳付近(標高約2400メートル)で埼玉県草加市の会社員の48歳男性が登山中に転倒し、大けがをして、ヘリコプターで救助されました。
26日午前9時10分ごろ、付近の山小屋から「男性が転倒して頭を打ち、全身しびれている」と110番に救助要請がありました。
男性は26日、単独で八が岳連峰東天狗岳に入山し、中山峠から東天狗岳山頂に向けて登山中に転倒して、けがをしました。
諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊員が出動し、午前11時前、長野県警ヘリが男性を救助して、松本市内の病院に搬送しました。脊椎損傷などで重傷の模様です。
長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。