8月7日からの大雨被害で不通となっている、JR日豊本線の霧島市の国分駅と霧島神宮駅の間で26日からバスによる代行輸送がはじまりました。

日豊本線の全線復旧は9月下旬の予定です。

「国分までのバス、まもなく出発です」

午前6時20分、バスの出発を告げる係員の声が響くのは、26日から代行輸送が始まった霧島市のJR霧島神宮駅です。

制服姿の生徒やトランクを引いた観光客らが次々と代行バスに乗り込み、駅をあとにしました。

霧島市のJR日豊本線の国分駅と霧島神宮駅の間は、8月7日からの大雨により線路の土台が崩壊したため不通が続いていて、26日からバスによる上下線合わせて一日28本の代行輸送がはじまりました。

運行時刻は、普通列車のダイヤにおおむね合わせていて、所要時間は30~40分で利用する場合は定期券や乗車券の提示が必要です。

利用者からは、安堵と早期復旧を求める声が聞かれました。

高校生
「親に送ってもらっていた。負担を減らせたのはよかった」

東京からの観光客
「次の宮崎行きまで時間がある。3時間かな。霧島神宮に行って戻ってきて宮崎に行こうかと思う。思いっきりハプニングでした」

高校生
「部活も中止になって試合も延期になった。時間は少し早くなって大変だけど(バスの代行輸送は)ありがたい。早く(列車が)再開してほしい」

日豊本線は今お伝えしたバスの代行輸送区間を除いて、26日までに本数を減らして運転を再開していて、全線復旧は9月下旬の予定です。

鹿児島テレビ
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