厳しい残暑が続いているが、ひと足早く秋の訪れを告げる話題。
鶴岡市の出羽三山神社で山伏修行「秋の峰入り」が始まり、参加者たちが1週間の荒行に入った。

羽黒山をはじめとする出羽三山は、古くから修験道の聖地として知られている。

26日に始まった「秋の峰入り」は一般の参加が許されている唯一の山伏修行で、山の中で過酷な修行を通して死んで生まれ変わる「擬死再生」を体験する。

2025年は県の内外から外国人6人を含む20代~70代までの男性116人が参加し、市松模様の装束に身を包み、羽黒山の山頂を目指して出発した。

(河北町から)
「今年で6回目になるが、今までいろいろな経験をさせてもらって、自分を振り返ってよみがえるような気持ちで参加します」

(福島から)
「先人の方々が紡いでくれた文化に触れて、継承できる人物になりたいという思いで、何もわからない状態ですがこれから7日間いってまいります」

参加者は9月1日までの1週間、山頂付近のお堂に寝泊まりして険しい山道を駆けめぐる「山駆け」や、唐辛子などをいぶして煙が充満する部屋で過ごす「南蛮いぶし」など、数々の荒行に挑む。

さくらんぼテレビ
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