松葉ガニをふんだんに使ったカニおせちに、黒毛和牛のローストビーフがぎっしり詰まった肉おせち。

さらには60万円を超える超高級おせちが登場するなど、強烈な残暑が続く中で、早くも年越しをにらんだおせち商戦がスタートしました。

2024年と同様に最大9連休となる年末年始。
期待されているのは、家族や親戚一同が集まるおせち需要です。

まず東武百貨店が打ち出したのは、肉料理を強化したボリュームたっぷりのおせちです。

驚くのは、その重さ。
過去最大級のボリュームということで重さは4kg、持ってみるとずっしりとしています。

これまでのガッツリ系おせちの中でも大きさ、重さともに最大級。

ローストポークと背脂ソースの相性も抜群な肉おせちは約6人前で7500キロカロリーと、成人男性3日分の摂取カロリーで、お値段3万5640円です。

東武百貨店食品部・因幡秀樹マネージャー:
毎年、肉おせちに関しましては前年を大きく上回る売り上げをあげておりまして、大変多くのお客様にお喜びいただいております。

物価高が進む中、2026年のおせちは手ごろなものと超高級おせちの二極化が顕著。

東武百貨店では、過去最高額となるお値段66万円のおせちも登場しました。
輪島塗の重箱にマダイの寿司などを詰めた超高級おせちです。

一方、高島屋が打ち出したのは、いわゆるお一人さま向けのおせちです。

原崎はるかキャスター:
こちらは、初登場のソロ活おせちです。1人でもおせちを楽しみたいという人のニーズに応えた商品となっています。

物価高を意識した1万円を切るおせちラインアップ。
もちろん、ぜいたく派のニーズにも応えます。

(株)高島屋 食料品バイヤー・天笠亜佑子さん:
頑張って節約されているからこそ、正月だけは楽しく過ごされたいというニーズもありますので、そういったものもしっかりご用意しております。

高級ガニの松葉ガニを前面に押し出したぜいたくおせち。

最近の調査では、2026年のおせちを購入するとした人は約8割で、全体の7割が「節約は意識しない」と答えています。