8月8日に線状降水帯による大雨被害が受けた鹿児島県霧島市と姶良市についてお伝えします。
25日、被災地には坂井学防災担当大臣や国交省の調査官が訪れました。
坂井防災担当大臣は25日朝から被災地に入り、まず霧島市隼人町西光寺の現場を訪れました。
ここでは約2万世帯の断水の原因となった橋の損傷について視察し、霧島市の担当者から導水管が破損して川に落ちている状態や仮復旧の状況について説明を受けていました。
その後、坂井大臣は姶良市加治木町の網掛川を視察しました。
ここは川がカーブしている箇所で、8日の大雨では大量の水が川岸に直接ぶつかって土砂をえぐり、護岸が崩落しました。
県によりますと、坂井大臣は現在施されている応急工事の状況などを質問したということです。
塩田知事
「大臣からも『しっかり環境整備をしていきたい』という発言を頂いた」
また、25日は国土交通省の災害査定官も被災した土木施設の応急処置の進め方や、復旧に関して助言や指導を行うため被災地に入りました。
最初に訪れたのは橋が大きく損傷した姶良市の竜門小学校近くの現場です。
国土交通省・児玉光広災害査定官
「今後も台風による出水が考えられるので、浸水範囲や浸水の高さが復旧方針に関わってくるので、調査を進めてもらって、復旧方針の考え方の部分を助言させてもらった」
調査は26日まで行われ、姶良市と霧島市の9カ所を回るということです。