マイページ
「関税は輸入国が支払うもの」日本なら子供でも知っているはずの関税の仕組みに気づき始めた米国人…トランプは輸出国が負担と国民を洗脳? ジャーナリスト 木村太郎|FNNプライムオンライン
木村 太郎のNon Fake News

「関税は輸入国が支払うもの」日本なら子供でも知っているはずの関税の仕組みに気づき始めた米国人…トランプは輸出国が負担と国民を洗脳?

ジャーナリスト 木村太郎

Google ニュース プリファードソース

ロビンソン氏
仮にブラジル、つまり関税対象国から製品が来るとして話を進めてください。誰が財務省に小切手を書くのですか?

べッセント長官
小切手を書くのは、米国の港で貨物を受け取る人です。

ロビンソン氏
つまり、関税は米国内の輸入業者が払うということですね?

べッセント長官
ブラジルの輸出業者が市場シェアを維持したければ、関税分を値下げして実質的に負担することもあるでしょう。

ロビンソン氏
でも港で小切手を書くのは輸入業者ですよね?

べッセント長官
(投げやりな口調で)うん(yep)。そして輸入業者はそれを転嫁することも、しないこともできるんですよ。

大統領の説明を逸脱しないようにぬらりくらりと答えをはぐらかせていたが、ロビンソン氏にとどめを刺されてしまった。

翌日の隔週刊誌ローリング・ストーン電子版は「トランプの関税は米国人が払うものと財務長官が認めた」と大きく伝えた。

「ローリング・ストーン」誌のX投稿
「ローリング・ストーン」誌のX投稿

冒頭のWSJの社説は、関税の消費者物価への影響はすでにインフレ統計などに反映されているとした上で、次のように警告している。

「もし関税による価格上昇が一時的であれ持続的であれ、より大きな賃金上昇で相殺されない場合、共和党は政治的な危険地帯に足を踏み入れることになるだろう。バイデン政権が犯した過ちと同じく、『経済は絶好調だ』と言い張っても、スーパーやファミリーレストランでの現実がそれと矛盾すれば、有権者は信じない」 
(執筆:ジャーナリスト 木村太郎)

木村太郎
木村太郎

理屈は後から考える。それは、やはり民主主義とは思惟の多様性だと思うからです。考え方はいっぱいあった方がいい。違う見方を提示する役割、それが僕がやってきたことで、まだまだ世の中には必要なことなんじゃないかとは思っています。
アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー出身。慶応義塾大学法学部卒業。
NHK記者を経験した後、フリージャーナリストに転身。フジテレビ系ニュース番組「ニュースJAPAN」や「FNNスーパーニュース」のコメンテーターを経て、現在は、フジテレビ系「Mr.サンデー」のコメンテーターを務める。

関連記事
【よく一緒に読まれている記事】
ラスベガスに閑古鳥?来訪者大幅減で観光業界に「トランプ・スランプ」の衝撃!カナダ人客が激減「51番目の州」に反発?
ラスベガスに閑古鳥?来訪者大幅減で観光業界に「トランプ・スランプ」の衝撃!カナダ人客が激減「51番目の州」に反発?
木村 太郎のNon Fake Newsの他の記事
トランプ大統領に“スキャンダルの匂い” 「ナタリーと旅行したいだけ」民主党議員の一言にホワイトハウス猛反発 最側近との“異例な近さ”
トランプ大統領に“スキャンダルの匂い” 「ナタリーと旅行したいだけ」民主党議員の一言にホワイトハウス猛反発 最側近との“異例な近さ”
国際
トランプ大統領が米韓演習の縮小を指示 アメリカのイラン戦争の思わぬ「余波」がアジアの安全保障に及び始めた
トランプ大統領が米韓演習の縮小を指示 アメリカのイラン戦争の思わぬ「余波」がアジアの安全保障に及び始めた
コラム
アメリカ社会からロマンスが消えた 独身の7割が「ほとんどデートしない」 日本でも静かに進みつつある“恋愛不況”
アメリカ社会からロマンスが消えた 独身の7割が「ほとんどデートしない」 日本でも静かに進みつつある“恋愛不況”
国際
「トランプ大統領はロシア政府のために活動の可能性」FBIは現職大統領を疑っていた 機密文書公開で“不当捜査”印象づけか
「トランプ大統領はロシア政府のために活動の可能性」FBIは現職大統領を疑っていた 機密文書公開で“不当捜査”印象づけか
国際
一覧ページへ
×