アメリカのトランプ大統領は、首都ワシントンに州兵を派遣した治安対策について、中西部のシカゴやニューヨークにも州兵を派遣する考えを示しました。
民主党が地盤とする地域に圧力をかけ、2026年の中間選挙を有利に進める狙いがあるとみられます。
トランプ大統領:
準備ができ次第、ワシントンにしたようにシカゴの治安対策をする。シカゴはとても危険だ。
トランプ大統領は22日、ホワイトハウスで記者団に対し、首都ワシントンに州兵を派遣している治安対策について、イリノイ州シカゴやニューヨーク州にも州兵を派遣する考えを示しました。
この2つはいずれも民主党が地盤とする州で、トランプ氏としては自身の治安対策をアピールすることで、2026年の中間選挙を有利に進めたい思惑があるとみられます。
州兵の派遣を巡っては、ワシントンの地元警察が犯罪は減少傾向にあるとしていて、現地で抗議活動が続いているほか、イリノイ州知事はSNSで「人々は主要都市に対する政府の支配を望んでいない」と反発しています。