パティシエや調理師を養成する岩手県盛岡市の専門学校では8月22日、フランスのレストランガイドブックで賞を受賞した卒業生による特別実習が行われました。
盛岡市の北日本ハイテクニカルクッキングカレッジでは、22日、専門学校生約150人が参加し特別実習が行われました。
講師を務めたのは学校の卒業生で、現在は福井県のフレンチレストランでシェフパティシエとして活躍する工藤隆浩さんです。
工藤さんは2025年3月フランスのレストランガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」の日本版で、地域の食材を使用した独創的なデザートが評価され、ベストパティシエ賞を受賞しました。
22日は、学生たちのサポートのもと受賞したデザートを実際に作る様子が披露されました。
梅の形に固めたチョコレートの中には、梅のピューレとパッションクリームが入っていて、酸味と甘味のバランスが丁度いいデザートとなっています。
試食した学生たちはそのおいしさと技術に驚いた様子でした。
高度製菓衛生師科2年生
「今まで見たことのない作り方を間近で見て、新しいものを拝見できてうれしかった」
「人として大切なことも教えてもらったので、そこを踏まえて就職に生かしていきたい」
工藤さんは「お客さんに喜んでもらえることを第一に考える」と仕事への向き合い方についても伝えていました。