高松市のあなぶきアリーナ香川はオープンして8月24日で半年を迎えます。鳴り物入りでオープンした中四国最大級のアリーナ。大きなにぎわいをもたらした半年間を振り返り、今後の課題について考えます。
(香川県 池田豊人知事)
「香川県立アリーナ開館いたします」
半年前の2025年2月24日、中四国最大級、1万人収容のメインアリーナを備えたあなぶきアリーナ香川が高松市中心部にオープンしました。
(早川祐貴記者)
「午後4時前です。予定より10分早く開場しました。アリーナにどんどん人が入っていきます」
こけら落としは国民的ロックバンド、サザンオールスターズのライブ。目立った混雑やトラブルは起きず順調な滑り出しを見せました。
3月にはアリーナを舞台にしたプロジェクションマッピングが行われ、3日間で3万3000人が来場、約8700万円の事業費に対して2億円を超える経済波及効果を生み出しました。
5月には「東京ガールズコレクション」TGCが行われました。会場のアリーナは若者たちの歓声に包まれ、約25億6000万円の経済効果をもたらしました。
そして7月には文化部のインターハイ、全国高等学校総合文化祭「総文祭」が行われ、秋篠宮ご夫妻が開会式に出席されました。
オープンから半年さまざまな形で利用され、大きなにぎわいを生み出してきたアリーナ。高松市の大西秀人市長は半年間をこう振り返りました。
(高松市 大西秀人市長)
「非常に盛り上がって、全国的に注目を浴びるようなイベントが続いて、高松のにぎわいづくりや活性化に大いに寄与してもらった施設になっていると喜んでいる」
そして、今後の課題について香川県の池田豊人知事は周辺環境の整備を挙げました。
(香川県 池田豊人知事)
「アリーナの周辺に飲食の施設があったらより快適だなという声が多く寄せられているのでアリーナ周辺の開発を準備していかなければならない」
今後の展開に期待がふくらむあなぶきアリーナ香川。県都の新たなランドマークとしてこれからも歴史を刻んでいきます。