金正恩総書記の目に涙。
北朝鮮はロシアで戦死した兵士らに初めて勲章を授与しました。
金正恩総書記が見守る中、飛行機から続々と運び出されるのは、戦死した兵士が収められているとみられる棺です。
映像は8月1日に撮影したとされ、朝鮮中央テレビが22日に公開しました。
北朝鮮メディアは、金総書記がウクライナ侵攻を続けるロシアを支援するため派遣した兵士らに「英雄」の称号と勲章を授与したと伝えています。
壇上には戦死者の肖像が並び、金総書記が遺族とみられる人たちを抱きしめたり、涙を流すような姿も放送されました。
金総書記は演説で「軍が成し遂げた勝利は世界戦争史の事変になる」と称賛し、「軍事力の最新鋭化と最強化を進め、戦争準備を完成させなければならない」と強調しました。
多数の戦死者が出ていることへの不満を抑える狙いがあるとみられます。