福岡県の服部知事は、県が県道整備のために算定価格を上回る土地買収を行っていたことについて、「適切なものであるとは言えない」「信頼性を損ないかねない」との認識を示しました。

◆福岡県 服部知事(22日)
「今回の対応というのは適切なものであるとは言えない。信頼性を損ないかねない重大な問題であると受け止めている」

県は去年10月、県道整備のため赤村にある山林を買収する際、提示した算定価格で地権者が応じなかったため、2回にわたって価格を上積みし、当初の5倍を超える2165万円余りで買収していました。

服部知事は、交渉にあたっての忖度や圧力は否定したうえで、契約を白紙に戻し専門家も交えて見直した価格で地権者と再協議する考えを示しました。

また、他にも不適切な用地買収がなかったか過去5年分を調査するなど、再発防止に努めるとしています。

テレビ西日本
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