福岡市の海の中道大橋で起きた飲酒運転死亡事故から8月25日で19年です。

この節目を前に、21日、事故で子供を亡くした母親が報道各社の取材に応じました。

2006年8月25日、福岡市東区の海の中道大橋で飲酒運転の車に追突され、大上かおりさん一家5人の乗る車が海へ転落、一緒に乗っていた幼い3人のきょうだいが死亡しました。

事故からまもなく19年、大上さん(48)は飲酒運転撲滅に向けて活動を始めました。

福岡県では去年、飲酒運転による事故件数が6年ぶりに増加するなど、事故の風化も課題となっています。

◆大上かおりさん
「29歳で子供3人一度になくすなんて耐えがたくて、本当に生きていくことも苦しかった。そんな思いをする人はこれから生まれてはいけないし、一緒にいた、あの事故現場で子供が亡くなった私だから伝えられることがある」

大上さんは、事故から19年となる8月25日に「飲酒運転撲滅県民大会」に初めて参加する予定です。

テレビ西日本
テレビ西日本

山口・福岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。