フィリピンで日本人の男性2人が射殺された事件で、犯行グループが日本人の首謀者を含めて少なくとも10人で構成されていたとみられることが分かった。
反抗グループは役割分担も
フィリピンの首都マニラで15日、日本人の男性2人が拳銃で撃たれて死亡した事件では、被害者たちと行動を共にしていた旅行ガイド(62)と銃撃の実行犯(50)とされるフィリピン人の兄弟が殺人などの疑いで逮捕されている。

その後の地元当局への取材で、犯行グループは、日本に住む日本人の首謀者のほか、現地での計画のまとめ役、現場の下見、見張り役など、少なくとも10人で役割分担していたとみられることが分かった。

メンバーは偽名でやり取りしていて、逮捕された旅行ガイドの男は、弟以外の本名は知らないと供述しているという。

当局は首謀者を含めたほかの8人の特定を進めるとともに詳しい経緯を調べている。