台湾の台北市で19日に起きた無差別襲撃事件で、容疑者の関係先から火炎瓶の材料が多数見つかったことが分かりました。
この事件は、台北市中心部の地下鉄の駅で19日に男が発煙弾を投げ、刃物で通行人に襲いかかったものです。
男はその後、隣の駅に歩いて移動し、通行人を次々と切りつけました。
周辺の飲食店店員は「みんなもちろんパニックで、本当に危機的な状況だった。だからお客さんたちに店に避難してもらった」と話しました。
台湾メディアによりますと、これまでに3人が死亡、11人が重軽傷を負い、男は逃げ込んだ商業施設の6階から飛び降り死亡しました。
警察によりますと、男の自宅や宿泊先などから火炎瓶の材料が多数見つかったほか、男は事件の直前に台北市内でオートバイや自宅に放火していたということです。
警察は、計画的犯行だったとみて動機の解明を進めています。