アメリカのトランプ政権は20日、南米ベネズエラを出港した石油タンカーを拿捕したことを明らかにしました。
12月10日にも沖合で大型の石油タンカーを拿捕していて、2隻目となります。
これはノーム国土安全保障長官が自身のSNSで明らかにしたもので、12月20日未明に沿岸警備隊が国防総省の支援を受けて行われたということです。
SNSに公開された映像には、大型石油タンカーの上空に軍用ヘリコプターがホバリングし、隊員が甲板に降りる様子が映っています。
トランプ政権は9月以降、麻薬の密輸対策としてベネズエラの船に攻撃を繰り返し、これまでに100人以上を殺害しているほか、12月10日には沖合で大型の石油タンカーを拿捕していて、2隻目となります。
トランプ大統領は、ベネズエラのマドゥロ政権が「盗んだ石油を麻薬テロや人身取引、殺人、誘拐の資金源にしている」と主張していて、マドゥロ政権への圧力を強めています。