田村優介アナウンサー:
「お皿に盛られたカツオのタタキ。おいしそうですね~。実はこれクッキーなんです」

あぶられた部分とレアの部分を再現したカツオのタタキのクッキー。筋の部分まで実にリアルです。

こちらはきめ細かい霜降りがおいしそうな土佐あかうし。これもクッキーです。

どうやって作られているかというと、焼きあがったクッキーの上に「アイシング」と言って砂糖と卵白を混ぜたものを塗り白地を作ったあと、食用のインクでタタキやあかうしのイラストをプリントするんです。

四万十ウナギのクッキーは、長さ約20センチ。イラストではなく本物の写真をクッキーの上にプリントしてあります。

田村アナ:
「土佐あかうしのクッキーです。見た目お肉なんですけどもクッキーの香りがします。いただきます。食感はサクサク、バターのコクが広がるクッキーです」

そう、見た目は肉ですが味はクッキーです。

このお菓子を開発したのは、創業44年を迎えた高知市の菓子メーカー・アンファンの社長、森本一さんです。

主に、首都圏の百貨店やホテルなどからの委託で菓子を製造するアンファンが高知名物のクッキーを作ったのは、コロナ禍がきっかけだったと言います。取引先の百貨店やホテルが休業し注文が激減、地元での販路を開拓しようと開発し、2024年から販売を始めました。

アンファン・森本一 社長:
「実物にどれだけ近いか、それを見てもらいたいと思います。見た目で楽しんでもらって食べてもおいしいと思って楽しんでもらいたいです」

カツオのタタキのクッキーが店頭に並ぶJR高知駅の土産物店です。

Kiosk高知銘品館・明石こずえさん:
「タタキのクッキーありますかって聞かれます。とてもよく売れていると思います。一時期、品切れたりもしてました」

お盆の時期には品切れした日もあったとのこと。お客さんの反応は…

茨城から来た人:
「(味の想像が)つかないですね。だから逆に試してみたいなって。気になります」

京都から来た二人組:
「この筋の感じがすごい、リアルな感じで似てる。間違って食べそうな感じは出てるかなって思います」
「再現度が高くてカツオのタタキを食べた気分になれそう」

タタキのクッキーはカツオの味はしませんが、ユズのクッキーにはユズのパウダーが
練り込まれていて、ユズの香りが楽しめます。

今は高知にまつわる新商品のクッキーを開発中なんだとか。高知名物のプリントクッキーはJR高知駅の土産物店のほか、高知 蔦屋書店、高知龍馬空港で販売されています。

高知さんさんテレビ
高知さんさんテレビ

高知の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。