2024年度、香川県内の児童虐待の相談件数がまとまりました。件数は1316件と、統計が始まった1990年度以降、2番目に多くなりました。

香川県によりますと、2024年度、県内の児童相談所で対応した児童虐待の相談件数は1316件で、統計が始まった1990年度以降、2018年度の1375件に次いで多くなりました。

内訳は、子供の目の前で配偶者や家族に暴力をふるう、「面前DV」や子供に直接暴言を吐くなどの心理的虐待が783件と最も多く、次いで、直接、暴行を加える身体的虐待が340件、食事を与えないなどのネグレクトが187件などとなっています。実の母や父からの虐待が全体の約9割を占めているほか、虐待の対象としては小学生が最も多くなっています。

県では、虐待を見た人を含めて少しでも不安な気持ちになれば、ためらわずに児童相談所に相談してほしいと呼びかけています。

岡山放送
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