“秋の便り”は福島県いわき市にも。8月18日から本格的に始まったのはサンマの競り。今年のサイズは10年ぶり!期待が高まっている。
18日午前6時、いわき市中央卸売市場。「カランカランカラン」競りにかけられた北海道根室市で16日に水揚げされたサンマ。2トンが入荷され、2024年の同じ時期に比べて約2倍の1キロ1500円から4500円の価格で取り引きされた。
“高値”となった理由の1つがサイズ。2025年のサンマは10年ぶりの大きさで、130グラムから140グラムと例年よりも大きいのが特徴だ。3年前のサンマと比べてみると…2025年のほうが一回り大きいのが分かる。いわき魚類の山野邊竜介課長は「今年は魚体も大きく、脂が十分乗っているので、焼いて食べるにも丁度良いサンマなので、ぜひ、食べて欲しいです」と話す。
市内の鮮魚店では、1匹400円から900円程で販売される見通し。おのざき・小野崎雄一社長は「鮮度も良いので、ぜひ、秋の味覚を楽しんでいただきたいなと思ってます。太ってて、本当に脂が乗って美味しそうです」という。
最盛期は9月中旬、小名浜港での初水揚げは10月中旬になるとみられている。