14日午後、立山・室堂のみくりが池で池の中を泳いでいるクマが目撃されました。

クマの行方は分かっておらず、県警が注意を呼びかけています。夏山シーズンを迎え、多くの人でにぎわう立山・室堂。

観光客の多くが訪れ、立山のシンボルとも言える「みくりが池」をクマが泳いでいる写真が撮影されました。

室堂周辺の施設で働くスタッフが14日撮影したもので、クマの大きさや行方などは分かっていません。

みくりが池は、室堂ターミナルから徒歩でおよそ15分標高2405メートルに位置し、水深は15メートル程あります。

県警山岳安全課の柳澤義光次席によりますと「みくりが池」を泳ぐクマは「記憶の範囲では聞いたことも見たこともないく、非常に珍しい」ということです。

野生動物の生態に詳しい、県自然博物園ねいの里の赤座久明さんによりますと、これまでに室堂周辺で目撃情報がある人慣れしたクマの可能性があり、また、クマは泳ぎが比較的得意で、湖や池を泳ぐことがあるということです。

14日みくりが池周辺では他にもクマの目撃情報が複数報告されていて、県警は見かけても、近づいたり刺激したりしないよう注意を呼び掛けています。

富山テレビ
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