高知市の県立牧野植物園では国内ではほとんど事例のなかったザーバオバブを開花させようと2010年から温室で栽培しています。

南半球の島、マダガスカル島に自生する熱帯植物で、日没後に30分ほどかけて開き、翌日の日中にはしぼんで落下する『1日花』です。

今年6月の日没後に撮影した開花の映像を見ると、棒状の緑色のつぼみの先端が徐々に開き、雄しべと雌しべがあらわになる様子がわかります。

木の寿命は1000年ほどと言われていて、牧野植物園の木はまだ若く、高さは12メートル。8月14日夜はつぼみが成長途中のため開花しませんでしたが、2017年に初めて数輪の開花に成功し、今年は過去最多となる130輪以上の花を咲かせました。

牧野植物園では珍しい花を間近で見てもらおうと今年初めて観賞用タワーを設置。開花が予想される8月16日と17日の夜に植物園で公開します。

高知さんさんテレビ
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