お盆を迎え、里帰りした地元の夏祭りで、ふるさとを感じる人も多いのではないでしょうか。宮城県大崎市鹿島台では大小さまざまなわらじみこしが練り歩く、恒例の「わらじまつり」が開かれました。
この祭りは旧鹿島台村時代に、わらじ姿で品井沼の干拓に奔走し、「わらじ村長」の名で親しまれた鎌田三之助の業績を称えようと、毎年、開かれているものです。
祭りで使用するのは全長6メートルの「大わらじ」2基と、行政区ごとに趣向を凝らして準備した「小わらじ」10基です。
参加者
「子供たちいろんな色でつくる提灯が好きなので、虹色をメインにしてかわいく、元気よく、わっしょいできるように作りました」
Q.わらじまつりは好き?
「めっちゃ好きです!わっしょいわっしょい言うのが好きです」
「ピッピ!わっしょい!ピッピ!わっしょい!」
声出し練習もして、いざ!
午後3時半、大太鼓を先頭にわらじパレードがスタート。
今年は熱中症対策として例年、午前中に行っていた市内の練り歩きをやめ、午後の涼しい時間帯にまつり会場でパレードを行う形式に変更しました。
大人も子供も元気いっぱいに、「わっしょい、わっしょい」とわらじみこしを担ぐ姿に、訪れた人たちから拍手が送られていました。
参加者
「ちょっとこれ、とげとげしていて痛かったけど楽しかった」
「久しぶりのまつりだったのでとても楽しいです!」
「みんなが聞いてくれればいいなと思いながら、太鼓を叩きました。大人になったら大きい太鼓に乗りたいです!」
「わらじまつりのすずめ踊りです。暑いけどスカッと決められて良かったです」
熱気に包まれた鹿島台の夏祭り。14日午後8時ごろからは、花火も打ち上げられる予定です。