ゴーヤーやスイカなど、ウリ科の農作物などに被害をもたらすセグロウリミバエの根絶に向け、ヘリコプターで不妊虫を放つ「空中放飼」が始まりました。

セグロウリミバエは、ウリ科の植物をはじめ、多くの農作物を食い荒らす外来種の害虫で、2024年3月に本島北部で確認されて以降、久米島や慶良間諸島などにも範囲が広がっています。

沖縄県はセグロウリミバエの早期の根絶を目指し、6月から不妊虫の入ったサナギ箱を設置するなどの取り組みを進めていて、きょうはヘリコプターを使っての空中放飼が行われました。

空から広い範囲で不妊虫を放つことで、効率的な防除が期待されます。

県病害虫防除技術センター 伊禮信所長:
不妊虫の放飼を引き続き繰り返していく事になります。県民の皆さま、家庭菜園でのウリ科野菜の栽培自粛であったり、引き続きご協力よろしくお願い致します

14日は本部町で約100万匹、久米島と慶良間諸島で約25万匹を放っていて、県は今後、不妊虫の生産を増やし、セグロウリミバエの根絶に向けた取り組みを加速していく方針です。

沖縄テレビ
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