沖縄県内で、米軍基地周辺の河川などから、人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物・PFASが高い濃度で検出されている問題をめぐり、健康への影響を調査するため、県が年度内にも専門家から意見を集める検討委員会を立ち上げることがわかりました。

県が立ち上げを進めているのは、「PFASに関する健康影響対策検討委員会」です。

PFASを巡り、県はこれまで汚染源の調査を行う専門家会議を開いてきましたが、健康への影響について議論する委員会の設置は初めてで、公衆衛生や、疫学の専門家、臨床医などから構成されるということです。

7月には、沖縄京都PFAS研究チームが、PFASの血中濃度が高いと心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まる可能性があるとする初の臨床的な研究結果を示しています。

県は年度内に委員会を設置し、委員からの意見をもとに、血液検査の在り方など検討をすすめていくことにしています。

沖縄テレビ
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