連日最高値を更新していた日経平均株価は、過熱感が強まる中、7営業日ぶりに値下がりしています。
14日の平均株価は、一時600円を超えて値下がりし、4万3000円を割り込みました。
相場の過熱を意識して、利益を確定させる売り注文が優勢になっています。
値下がりのさらなる要因は円高進行です。
アメリカのベッセント財務長官は、13日に出演したブルームバーグテレビの番組で、アメリカの政策金利は9月に0.5%引き下げるのが望ましいとする一方で、日銀の金融政策は「後手に回っており、利上げを実施するだろう」と述べました。
円相場は、日米の金利差が縮まるとの見方から、円高ドル安が進み、輸出企業の業績が押し下げられることへの警戒感が広がっています。