「盆の入り」の8月13日、多くの人が墓参りに訪れました。そんな中、暑さや距離などを理由に、草取りや清掃に加えてオンラインでの墓参りまで行う代行サービスも登場していて、新しい墓参りの形が広がっています。

■墓参りに来た人「びっくりするほど草が…」
名古屋市天白区の八事霊園では13日、暑さの中、墓参りに訪れる人の姿がありました。

墓参りに来た人:
「だいたい朝に来ます。びっくりするほど草が生えていました。大変でした、今年は特に暑いから」
墓参りに来た別の人:
「今日はお盆の最初なので、迎え火をお昼にたきたいので早めに来て、お昼は迎えて家でゆっくり過ごせるように」
■事前に頼めば花や線香も…墓参りの代行サービス
岐阜県内の墓地で赤い作業着で墓の草取りをしていた男性は、墓参りの代行サービスです。名古屋市内に住む高齢者からの依頼で、墓まわりの草取りに加え、水受けの掃除などを行います。

ベンリーの大川眞也さん:
「今回は草取りがメインで、プラス『お墓のお参りを代わりにしてほしい』と。名古屋からだと1時間くらいかかるので、高齢になってくると難しいというお話をされていまして」

作業は1時間半ほどで終了。事前に頼んでおけば、花や線香をあげ、手を合わせてくれます。
■暑さが厳しいお盆…墓参りの新たな形
夕方には八事霊園に訪れました。かなり草や木が生い茂った墓がありましたが、木の伐採まで行ってくれます。洗浄機で墓石をクリーニングすると綺麗になりました。

ベンリーの大川眞也さん:
「もともとは結構大きい木で、去年、手入れが大変だから切ってほしいと言われて切った。今年はちょっと低めにしてほしいと」
お花を供えると、スタッフが取り出したのはパソコンです。

ベンリーの大川眞也さん:
「一度見ていただけたらなと思います」
依頼した男性:
「ものすごくきれいになりました。お墓も古いものですから、僕らではやれる範囲が限られてくるので、ベンリーさんにお願いして、特殊な洗浄の仕方があるということでお願いした」
依頼者は、画面越しにお墓に手を合わせることもできます。

ベンリーの大川眞也さん:
「お盆の時期がすごく多くて、来て熱中症になってしまうといけないからと、初めからベンリーに頼まれる方とか、家にいてオンラインでお参りしたいという方もいらっしゃいます」
暑さが厳しいお盆の、新しい墓参りの形になりそうです。