ふるさとを離れ県外に住む人に無料で特産品を贈るキャンペーンを、島根県が始めました。
身近な人からの贈り物を通じてふるさとを思い出し、将来のUターンにつながればと期待します。

出雲地方のぜんざいに石見地方のイノシシ肉の缶詰、そして、隠岐地方のご当地カレー。
県外に住む島根県出身者の「しまね不足」を解消する「サプリ」です。

8月1日から始まった『しまねサプリプロジェクト』。
県内の20歳から39歳の人に、ふるさとを離れ県外で暮らす島根県出身者に県の特産品を送ってもらうキャンペーンです。
プレゼントは約1500円相当、6種類から選ぶことができます。
商品代や送料は無料で、県が負担します。

ふるさとしまね定住財団・高木恵仁主事:
東部でいくと、平野醤油さんの吉田君のドレッシング、醤油、ポン酢のセットとなっています。西部でいきますと、石見麦酒さんのクラフトビールのセットになっております。隠岐イカカレーとサザエカレーのセットです。

出雲、石見、隠岐から選りすぐりの特産品が選ばれています。
また、プレゼントにはメッセージカードを添えることもでき、身近な人の思いも「しまね不足」を補います。
2025年で4回目のこのキャンペーン、その狙いは…。

ふるさとしまね定住財団・高木恵仁主事:
島根に戻りたいなという思いがつのって、いずれはUターン・Iターンにつながっていけばと考えています。

昨年度、島根県にU・Iターンした人の数は3502人。
ここ数年は3500人前後で推移しています。
こうしたなか、特産品の「サプリ」がふるさとに思いをはせ、Uターンを考えるきっかけになればと期待します。

ふるさとしまね定住財団・高木恵仁主事:
即効性のあるプロジェクトとは考えておらず、まずは島根を思い出してもらうことが第一に、大切になってくるんじゃないかなと考えております。

人口減少に歯止めがかからないなか、このユニークな作戦が功を奏すのか定住促進に向けた地道な取り組みが続きます。

TSKさんいん中央テレビ
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