謎の建造物が目撃されたのは、東京・多摩市です。
ビルなどが立ち並ぶ一角に、異様な雰囲気の建造物が…。

しかも、その存在に12日、気がついたという人も…。

近隣住民:
(Q. あれは何?)いや~知らないです。気にはなりますね。

突然現れたという不気味な物体。
その正体を探るべく近づいてみると、物体が建っていたのは、聖蹟桜ヶ丘駅のすぐ近く。
高さは数十メートル、全体が灰色のシートのようなもので覆われていました。

その異様な姿に、住人たちも「しゃもじみたい」「倒れてきそう。昨日はこうなってませんでした」などと興味津々。

一体、この建造物の正体は何なのか。

布の中にチラリと見えた鉄骨に、上の方で何本ものびる線。
その正体は、送電用の鉄塔です。

東京電力によりますと、現在、周辺の鉄塔はメンテナンス中で、塗料や粉じんが飛ぶのを防ぐために、灰色の防護ネットで全体を覆っていたということです。

東京電力は「高所での作業や重機による作業などがあるため、工事現場への立ち入りはご遠慮いただきたい」とコメントしています。