静岡市清水区に新たなサッカースタジアム建設へ前進か。市がJR清水駅近くの土地を所有する企業と今週中にも土地の利活用について合意書を取り交わす方針です。
JR清水駅東口近くにあるエネオスの製油所跡地について市は新たなサッカースタジアムの最有力候補地に選んでいます。
関係者によりますと、今週中にもエネオスの幹部が市役所を訪れ、この土地の利活用について具体的な協議に入るための合意をするということです。
合意書に基づきタンクなど設備の撤去費用や方法のほか、土地を購入するのか借りるのかなど今後協議していくとみられます。
このことについて難波市長は…。
静岡市・難波喬司 市長:
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合意書にはスタジアムに関する文言は入らないとみられますが、難波市長は清水駅周辺の街づくりに投資する方が社会的な利益が高いとスタジアムの移設に前向きな姿勢を示しています。
IAI日本平スタジアムに変わる新サッカースタジアムは清水エスパルスの新たなホームスタジアムとなる構想です。
改めてエネオスの製油所跡地についてこれまでの経緯を振り返ると、2021年に静岡市とエネオスが地域づくり関連で合意しています。
そして2022年、静岡市は新サッカースタジアムの最有力候補地に選定しました。
こうした経緯から今回の合意書にはスタジアムに関する文言が入らない見通しだということですが、サポーターは新スタジアムが前進すると期待しますね?
総務省地域力創造アドバイザー
西原茂樹さん:
現在のスタジアムは出来てから34年経ち、老朽化などいろいろな問題があるので一刻も早く場所を決めて建設をすることからすればこのエネオスの跡地となる。問題はタンクの撤去や土壌汚染の調査、土地を買うのか借りるのかなどの問題があり、コストコの件もあったので難波市長もきちんと決まった段階で発表するのだと思います。一刻も早く完成して欲しいというのが共通の願いだと思います
市は2022年に最有力候補地に選びエネオスとは2025年3月までに合意予定だったものの調整が続いていたところ、今週中にも具体的な協議に入るための合意が交わされる見込みとなったものです。
スタジアム建設に向けどのような進展を見せるのか、注目していきたいと思います。