7月、16年ぶりに定期便が復活したホーバークラフトの話題です。
お盆休みの帰省で、久しぶりに利用した人もいるのではないでしょうか。
今後の展望について運航会社の社長に聞きました。
国内で唯一、大分県のみで運航しているホーバークラフト。
お盆休みに入ったこともあり、12日の朝、大分市のターミナルでは大きな荷物を持った人や家族連れの姿が多く見られました。
◆名古屋から帰省した客
「20年ぐらい前に父親に連れられて昔のホーバーに乗ったことがある。新しくなったということで今回せっかくなので乗りたいと思ってチケット取ってきた」
◆埼玉から帰省した客
「よく海が見えてすごくよかった」
運航会社によりますと、お盆休み期間の予約状況は好調だということです。
定期便就航から2週間が過ぎ、運航会社は手ごたえを感じ始めていると言います。
◆大分第一ホーバードライブ小田典史社長
「順調に推移してきている状況なので、 まずまずの出だしかなと思っている」
定期便の乗船率は、平均で30%から40%程度で8月から、予約が増えてきているそうです。
また、就航による思わぬ効果も出ています。
◆大分第一ホーバードライブ小田典史社長
「(別府湾)周遊がほぼほぼ満席な状態になっているので、そういう意味では、ホーバークラフトという乗り物が徐々に受け入れが進んでいると肌で感じている」
通常は週末のみ運航している別府湾の周遊便ですが、客からの要望を受け、お盆期間の運航も決定。
すでに満席の便もあるということです。
しかし、今後に向けては課題もあります。
増便です。
◆大分第一ホーバードライブ小田典史社長
「秋冬を目途に増便の計画を立てないといけないのかなと」
現在、1日8便の運航からさらに増便を目指すほか、将来的には、インバウンド客を狙って別府を発着する便を新たに就航したいという考えもあるそうです。
◆大分第一ホーバードライブ小田典史社長
「温泉の次ぐらいでいいので皆さんに愛されるような乗り物になっていくように 努力していかないといけない」
新たな観光資源としても期待が高まるホーバークラフト。
県民の期待を乗せてどんな航海を見せてくれるのか注目です。