先週8月5日に生まれたマルミミゾウの赤ちゃん。
1週間の成長ぶりを取材しました。


ゾウ舎の中を歩きまわり…
時折立ち止まって足を上げる様子を見せていたマルミミゾウの「メイ」
長い鼻でお腹を触ると…。
勢いよく「赤ちゃん」が生まれました。

その後、立ち上がらせようとしているのか頭で赤ちゃんを押す様子も見られたメイ。

赤ちゃんも一生懸命立とうとしています。

先週8月5日の早朝、国内で初めて生まれたオスのマルミミゾウ。

職員が24時間態勢で見守る中、この1週間の成長ぶりは…。

【広島市安佐動物公園・阿部勝彦 園長】
「いまのところ順調にいっている。メイちゃんがお母さんをちゃんとしてくれている。からだと思うが動きがすごいしっかりしているし、筋肉もついてきていると思うので、日々成長している。隣のお母さんがいけないところの寝室があるが、そこを歩いている様子もあるし、冒険したいような感じ」

母親である「メイ」の母乳が飲めるのか懸念されていましたが、赤ちゃんの口が届かず、直接の授乳が難しいため準備していたゾウ用の粉ミルクなどを哺乳瓶で与えました。
すると…。


【広島市安佐動物公園・阿部勝彦 園長】
「本当においしいみたいで、もっと普通生まれた赤ちゃんに授乳するのは大変だが、哺乳瓶が上手に使えなかったりするが、いまの赤ちゃんはすごく上手に飲んでくれるので、そこは職員も助かっている」

そうした中、きのう11日一つのハードルを乗り越えます。

【広島市安佐動物公園・阿部勝彦 園長】
「きのうの夕方直接授乳が確認できた。その後もよく飲んでいるということですから、母乳がどれくらい出ているか、これから体重の確認もしていかないといけないが、ひとまず安心している。プールがあったり、柵があったり、フェンスがあったりするので、きちんと安全に出ていって、自分がこういう場所にいるんだというのを赤ちゃんも確認できるようにならないと一般公開は難しいので、そういうことも練習していきたい」

テレビ新広島
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